本作の舞台は「エールケディス」という名の平和な大地。
世界に存在する種族は大きく分けて4つあり、「エルフ」「ホビット」「ケット・シー」「ドワーフ」となっています。
主人公たち
プレイヤーが主に操作するキャラクターたち
光の王子リドゥイアス

謎の青年ラジアメルス
Rasiumerus the Sky falls
あるとき空から落ちてきた赤子を、偶然その場に居たリドゥイアスが間一髪で受け止めた。その時の赤子が、ラジアメルスである。
黄金の王ラドゥイアゴスと女王ルゼルアンドの寵愛を受けながら、そしてオルフェウスの子らから冷たい視線を受けながら、ラジアメルスはイグレスラッド島で育った。
「竜の方舟」のことをフィロランディアから聞いたことがキッカケで、自身のルーツが見つかるかもしれないその場所に焦がれるようになる。

風の王女シルギザンド

Shilegizand the Gusty wind
東のエルフ。夕凪の女王イグリザンドの娘。通称「風の王女」。中堅世代のエルフのひとり。もしくは「流離い人」、「嵐を呼ぶ女」など、さまざまな通り名がある。
なお本人が最も気に入っている通り名は「エールケディスの旅人」であるとか。
数ある通り名から分かるように、彼女は風のように一定の場所に留まらない存在だ。呼ばれた場所に赴き、気が向くままに赴く、それがシルギザンドである。
また彼女は弓の腕前に定評があり、走りながらでも標的を全て的確に射てみせるだけの技量と伝説の数々を保持している。また彼女は大のケット・シー嫌いとしても有名。
氷の王女イムリシェンド
Emurischend the Filmy ice
北のエルフ。吹雪の女王ヤムリシェンドの娘。通称「氷の王女」。若い世代のエルフのひとり。ややせっかちな性格だが、時折冷静さを見せることも。
リドゥイアスと同じ年に生まれたこともあり、年長者からは「ガキんちょども」と一緒くたにされる。これに反抗して彼女はシルギザンドら上の世代を、あえて「おじいちゃん、おばあちゃん」と呼んでいる。
なお、彼女の名前である“イムリシェンド”は熊、もしくは勇敢な者を意味する古エルカ語の“イムール”に由来。なのでリドゥイアスは彼女を“熊”と呼ぶ。

炎の王子ギズルゼンス

Gezulzence the Roaring flames
南のエルフ。喝采の王ガゼルゼンスの息子。通称「炎の王子」。もしくは「活火山」。中堅世代のエルフのひとり。エルフの王子・王女の中では彼が一番の年長者であり、ケット・シーとの戦争やライタフィルズ城陥落など、多くのものを見てきている。
そんな彼は王子という身分にありながらも、自ら行商「霧開き商会」を率いて船で海を渡っている。公正な取引がモットーで、不正は断じて許さない。
定期的にケルンドゥーヌを訪ね、視察という名のガサ入れを行っているとか、なんとか。
サブキャラクター
物語を支える脇役たち
ラシル

メリル
Melyl
エルサムガスク公国所属のホビット族。議長ラニャーマ=ゼラギアの命令を受け、エーライア神殿の調査に向かうはずだった双子のかけだし魔道士姉弟、その弟のほう。
エーライア神殿から遠く離れた地で迷っていた際に、リドゥイアスらと出会う。

メルクゥ=ミャウ・ミャウア

Merku-Miau Miauah
ケルンドゥーヌのケット・シー。メルクゥ商会の現会長。商業の街ケルンドゥーヌで最も成功している大商人。
……だが、彼が保有する財産はどうやらあまり綺麗とはいえないものらしい。
ギズルゼンスのブラックリストの一番上に、彼の名前が記載されている。
キルッフ=アルナッハ・トゥーガサ
Kiluff-Ullunaha Toghutha
ドワーフ族。飛行艇アスタトラン号を作ったドワーフ。
あまり冒険する事を好まない者が多いドワーフ族にしては珍しく、冒険が大好きな変わり者でもある。
以前からシルギザンドと交流があり、お互いに親友と呼び合う仲である。

フィロランディア

白猫パヌイ
Pahnuy
イグレスラッド島に住む白猫もどきの生き物で、自称「天使」。言葉を扱う。一人称が「ニャー」で語尾も「ニャー」なので、ニャーニャーとうるさい。
常にフィロランディアの傍をウロチョロしている。
日向ぼっこをしながら暢気に寝ている場面ばかりが見られるこの猫もどきだが、暇をしているように見えて実は長く探し求めている人がいる模様。なにかをイグレスラッド島に持ち帰れば、すこし話をしてくれるかも?

始のエルフ
主人公たちの親であるエルフ王たち
黄金の王ラドゥイアゴス

Laduiagoth the more precious than the gold
西の海にぽつりと浮かぶ島、イグレスラッド島とユーゴルドキア大陸西部に広がる平原を治める西のエルフの王。なお「黄金の王」というのは本来誤りで、正しくは「黄金よりも尊き王」であった。
聖杯から3番目に生まれた始のエルフが一人で、3億年以上の時間を生きている。
エルフ界随一の根暗で、かなり気難しい性格。また「何を考えているのか分からない」と評価されることが多い。なおヤムリシェンドいわく「昔は、今でいうシルギザンドのような性格だった」とのこと。
エールケディス最強の魔法使いであり、ライタフィルズ城を吹き飛ばした張本人である。
西の王妃ルゼルアンド
Queen Luhzelluand
西のエルフ。始のエルフたちよりも少しあとに聖杯から誕生した存在で、黄金の王ラドゥイアゴスと番いを成すもの。
……であるはずなのだが、ふたりの気質ゆえか。その関係は夫婦というよりも、付き合いの長い友人といったものになっている。
ラドゥイアゴスとは対照的に、人当たりがよく穏やかな性格の持ち主。
素性不明のラジアメルスを息子として温かく迎え入れた彼女だが。しかしその一方で、オルフェウスの子らに向けられる視線は……――?
そんな彼女の密かな趣味は、薬草の研究。しかし研究の目的は、決して医療といったものではない。大樹を枯らす究極の除草剤の開発、それが彼女の目的だ。

吹雪の女王ヤムリシェンド

夕凪の女王イグリザンド
Iguelizand the gentle than the evening-calm
東の海にぽつりと浮かぶ島ワノクニを治める東のエルフの女王。「夕凪の女王」というのは本来誤りで、正しくは「夕凪よりも優しき女王」であった。
聖杯から4番目に生まれた始のエルフが一人で、3億年以上の時間を生きている。
神の声を聞ける能力を持ち、ときおり「神託」というかたちでその声を世に授けている。
夕凪の名にふさわしいほど穏やかな性格の持ち主であり、それは時に「血の気が通っていない」とも評価される。
しかし、それはあくまでも表向きの顔。等身大の彼女は「放蕩娘が心配だが強く出ることができない気弱な母」である。

喝采の王ガゼルゼンス

Gathelzence the more august than the applause
ユーゴルドキア大陸の南に位置するアレンティア大陸の北部一帯を治めている南のエルフの王。「喝采の王」というのは本来誤りで、正しくは「喝采よりも畏き王」であった。
聖杯から1番目に生まれた始のエルフが一人で、3億年以上の時間を生きている。強力なリーダーシップを以て、今ある大地の平和を築いた。エールケディスの英雄といえば、誰しもが真っ先に彼の名を思い浮かべることだろう。彼は南のエルフの王であり、そしてエールケディスの実質的統治者でもある。
そんな彼はエルフの中でも数少ない白髪の持ち主。この白髪は心労が原因であり、心労の原因「ケット・シーの悪徳商人」が取り払われれば元の黒い髪に戻ることだろう。
南の王妃グジェラジェスド
Queen Gugelazhesd
南のエルフ。始のエルフたちよりも少しあとに聖杯から誕生した存在で、喝采の王ガゼルゼンスと番いを成すもの。
その昔は太陽のように明るく飾らない性格の女王であったそうだが、「ライタフィルズ城陥落」の際に死に瀕して以来、ひとが変わってしまったように冷たくなったという。
魔物のように彼女の目は輝いている。と、ある近衛兵は言っていたとか、なんとか。

その他
物語を彩る脇役たち
ラニャーマ=ゼラギア議長

翁
Okina
古代人の末裔が集う小さな集落にて村長的役割を果たしている老人。名を「江戸川 麟太郎」という。
年長者であるためその役割を担っているだけで、特に「偉いひと」というわけではないらしい。

守護竜たち

Guardians of Yelekedis
竜神カリスの眷属とされる4柱たち。
宵闇のカミラ、萌芽のリルフ、劫火のベムド、紅翼のスパーナで構成される。
アポロ
ダイアナ

Diana
チャリスの遣い、と呼ばれる存在。その実態は謎に包まれている。
???
???
チャリスの遣い、と呼ばれる存在。名前は不明。
アポロらとは異なり、特に干渉してくるわけではないが。たまに現れては助言を残したり、異なる場所に連れて行ってくれたりする。

チャリス神?

Chalice the Dragon god
大地の守護神である竜神……?
空を往く孤独な大陸「竜の方舟」にて眠る存在。
???
???
どこかで息を潜め、その時を待つ者。
真相の一端に触れた者は、彼に出会える……――かも?
なお、彼は「チャリスの遣い」ではない。
